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そろそろ4月も終わろうとしている中、日中は夏の気配も感じつつありますね。
個人的には夏が好きなので、今からわくわくしております。
みなさん、昨夜4/23(木)22:00から放送されたEテレのクラシックTVはご覧になりましたか?カルテット・アマービレさんが出演されていました!
#クラシックTV とても面白かったですね!カルテット・アマービレさんのマーラー作曲「アダージェット」、「上を向いて歩こう」がとても素敵でした✨🎻
— つくばリサイタルシリーズ (@tsukuba_recital) 2021年4月22日
清塚信也さんの解説も楽しくわかりやすかったです!
「道を照らせる音を紡ぐ」という言い回しにグッときました。第8回つくばリサイタルシリーズでカルテットアマービレさんの生演奏を聴きましたが、エネルギッシュで眩く、それでいて深く優しい音を奏でるアマービレのみなさんにぴったりな表現だと思います。#クラシックTV#カルテットアマービレ https://t.co/7jFteHruUY
— つくばリサイタルシリーズ (@tsukuba_recital) 2021年4月22日
さて今回は、楽曲解説の第二弾!!
江藤光紀/弦楽四重奏曲第2番
「うつし世は、ゆめ」(2017)
この作品は、第6回つくばリサイタルシリーズにて
第4回にも出演していただいたクァルテット・エクセルシオによって
初演された曲となっています。
↓当時の様子です
こちらは、実行委員の顧問である江藤先生の2番目の弦楽四重奏曲です。
part.1で解説しました「Echoing Voices」と共にクァルテット・エクセルシオによって初演された曲が、
今回はカルテット・アマービレによって再び命が吹き込まれます。
このタイトルは、江戸川乱歩の名言
「現世は夢、夜の夢こそまこと」
からとったものだそうです。
現実は夢であり、夜に見る夢こそ真実である…
幻想的なテーマを取り上げていた乱歩らしい言葉であるように感じますね。
ここからは曲を聴いた私の印象を織り交ぜながらとなります
第1楽章 「あの丘の向こうに」
1楽章は、まず冒頭からの疾走感です。
馬に乗って草原を疾走するイメージが湧きました。
吹き抜ける風を感じているような気分になります。
徐々に馬はスピードを落としながら、第2楽章へ向かっていきます。
第2楽章 「聖なる夜のまぼろし」
序盤は風がやみ、ゆったりとしたメロディーが流れます。
しかし一転、どこか不穏な気配が漂います。
不思議な世界に迷い込んだのか??という雰囲気です。
とても個人的ですが、不思議の国のアリスを思い浮かべてしまいます…(完全に趣味ですね(笑))
やがてこの不穏な中に光が見え、3楽章へと導かれます。
第3楽章 「光あふれる庭」
3楽章は、作曲者によると、「去っていったものとの再会」を描いているそうです。
激しめの行進曲調から緩やかな旋律に変化していきます。
転調を繰り返しながら、タイトルの通り、光と再会の喜びがあふれる終結部に進みます。
いかがでしょうか?
とても抽象的な言葉とはなってしまいましたが
ぜひ皆様も、会場で曲を聴いて
自分なりの世界を想像してみてください!
次回の楽曲解説も乞うご期待!!
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文責:宮田