皆様こんにちは。つくばリサイタル実行委員会です。
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チケットのほう、おかげ様で完売いたしましたが、クラファンで押さえていた席や招待席の余った分を開放いたします。ご希望の方がいたらこちらのフォームよりお申込みください。後ほど電子チケットが送付されます。一般券は当日代金をお支払いください。
いよいよ今週2023年5月21日(日)に迫ってきた第13回つくばリサイタルシリーズの予習も兼ねて『葵トリオ』のCDを紹介していこうと思います。
今回紹介するのは LIVENOTES『葵トリオ 《ライヴ at 紀尾井ホール 2022》』です。
このCDは紀尾井ホールのプロデュースによる2022年にライブ録音された演奏です。
概要はこちらをご覧ください。
(葵トリオ公式ウェブサイトオンラインショップページに飛びます)
収録楽曲
- ロベルト・シューマン/ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 op.63
1.第一楽章 Mit Energie und Leidenschaft
2.第二楽章Lebhaft. doch nicht zu rasch
3.第三楽章Langsam. mit inniger Empfindung
4.第四楽章Mit Feuer
- フランツ・シューベルト/ピアノ三重奏曲第1番 変ロ長調 op.99, D898
5.第一楽章 Allegro modernto
6.第二楽章 Andante un poco mosso
7.第三楽章 Scherzo.Allegro-Trio
8.第四楽章 Rondo.Allegro vivace-Presto
となっております。
試聴した感想
- ロベルト・シューマン/ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 op.63
この曲は歌曲を多く作曲したロベルト・シューマンが書いたピアノ三重奏曲です。
全体を通して力強い雰囲気を持った曲です。特に第一楽章の冒頭のフレーズは印象的で後半にも繰り返されますが耳に残る曲です。全体を通して力強いと表現しましたが、第三楽章は比較的緩やかで深みのある曲でした。終楽章である第四楽章は明るく若さのある演奏でした。
- フランツ・シューベルト/ピアノ三重奏曲第1番 変ロ長調 op.99, D898
この曲はシューマンと同様、歌曲を多く作曲し交響曲では「交響曲第七番 未完成」などを残したフランツ・シューベルトによるピアノ三重奏曲です。
前半のシューマンの曲とは打って変わって長調の明るい雰囲気を持った楽曲です。第一楽章ではヴァイオリンのフレーズに応えるように演奏されるチェロ、ピアノに注目すると面白いと感じました。第二楽章は眠りにつくような静かな楽曲です。第二楽章からは大きく変わって第三楽章はテンポの良い楽曲です。第四楽章は緩急があり、最後のピアノの強奏は印象的ですので是非聴いていただきたいです。
~CD全体を通して~
ピアノ三重奏にあまり親しみのない方でも楽しめるヴァリエーション豊かな構成でした。前半が短調、後半が長調ですのでクラシック音楽の明暗の違いも楽しめると思いました。
終わりに
皆様に『葵トリオ 《ライヴ at 紀尾井ホール 2022》』の魅力は伝わりましたでしょうか?
最初にも記載しました通り、2023年5月21日(日)に開催される第13回つくばリサイタルシリーズに向けて聴いていただくのもよし、コンサート後により多くの楽曲を聴いてみるのも良いかと思います。
「葵トリオ CD紹介」は後2回連載を予定しておりますのでぜひお楽しみに!
文責:岩瀬月楓(つくばリサイタルシリーズ実行委員会1年)