こんにちは。つくばリサイタルシリーズ実行委員会です。3月も終わりに近づき、5月21日の第13回リサイタルがだんだん近づいてきましたね。そこで、今回は第13回に出演していただく『葵トリオ』の演奏を、予習も兼ねて紹介してみようと思います!
※間違いのないよう気をつけていますが、筆者は楽器を習った経験ほぼなし、クラシックを聴く習慣なしの音楽の素養がない人間なので的外れなことを書いていたらすみません……。
最初に:葵トリオとは
『第67回ミュンヘン国際音楽コンクールのピアノ三重奏部門で、日本人団体として初の優勝を受賞した、現在最も注目を集めるピアノ三重奏団。ピアノ三重奏の王道演目だけでなく、演奏機会の少ない作品や邦人作曲家の曲目にも光を当てる活動が高い評価を得ており、ピアノ三重奏の世界を開拓し続けている。』
−葵トリオHPより引用(下線、強調は筆者による)
✔️ミュンヘン国際音楽コンクールとは
こちらの記事で紹介しておりますので、是非ご覧ください!さっくりまとめると「出場する機会・審査ともにハードルが高い権威あるコンクール」といったところでしょうか。
✔️ピアノ三重奏とは
主にヴァイオリン、チェロ、ピアノによる三重奏(筆者は今までピアノを3台使うのかと思っていました)
早速聴いてみよう
今回紹介する演奏は葵トリオのHPから視聴することができます。紹介したもの以外にも素晴らしい演奏をお手軽に聴けますのでリンクから是非どうぞ。→https://aoitrio.com/video/
・Shostakovich No.1
作者:ショスタコーヴィチ
曲:ピアノ三重奏曲第1番
演奏時間:13分くらい
前回の記事にもこちらの演奏が取り上げられていました。短めの曲ではありますが、それぞれの楽器の見せ場がどんどん移り変わるなか、緩急や間の変化を表現し聴き手に的確に伝える個々の技量の高さ、そしてそれを三重奏としてまとめ上げる葵トリオの魅力が凝縮された演奏だと感じました。
・Beethoven No. 6 & Srunka
作者:スランカ/ベートーヴェン
曲:Emojis, Likes and Ringtones for piano trio/ピアノ三重奏曲第6番
演奏時間:合わせて40分くらい
この動画では2つの演奏がくっついていますが、筆者が取り上げたいのは先のEmojis, Likes and Ringtones for piano trioの方です。これは葵トリオの演奏が、というより曲そのものへの感想なのかもしれませんが、とにかく演奏が自由で驚きました。特にピアノの弦を直接使って演奏し始めたときはそんなことしていいの!?と思いました(笑)。
ただ、曲そのものがどれほど個性的でも、楽譜は存在するはずです。しかし葵トリオの演奏は音を使った会話のようで、楽譜をなぞって弾いているようにはとても聴こえません。このライブ感も葵トリオが持つ魅力だと思い、実際に演奏を聴くのがもっと楽しみになりました!
さて、いかがだったでしょうか。拙い文章ではありましたが、クラシックや葵トリオに馴染みのなかった方に興味をもっていただける記事になっていれば幸いです。5月21日に開催される第13回リサイタルでは、この葵トリオの演奏がなんと一般1500円(学生は無料!!)で聴くことができます。興味を持っていただけた方はぜひこちらからお申し込みください。
文責:加藤(リサイタルシリーズ実行委員2年)