こんにちは!つくばリサイタルシリーズ実行委員会です!
めっきり冷え込んで関東では雪が降ったところもあるとか…いつのまにやらすっかり冬ですね。
さて、今回は先日お送りした弦楽四重奏入門に引き続き、クラシックに敷居の高さを感じているかもしれない方に向けた内容です。(入門の第二弾はまたお送りします…!)
皆さん、「四月は君の嘘」という作品をご存じですか?
新川直司さんによって2011年から2015年まで連載された漫画で、2014年にはアニメ化、2016年には映画化、2017年には舞台化と各種メディアミックスが繰り広げられてきた人気作品です。(そして2020年には再び舞台化するようです。連載終了から5年たつのにすごいですね…!)
過去の出来事がきっかけでピアノが弾けなくなってしまった天才ピアニスト・有馬公生は、14歳の春、一人のバイオリン奏者と出会います。天真爛漫な彼女・宮園かをりの伴奏者に(一方的に)任命されたことで再び舞台に立つことになった公生は、葛藤を抱えつつも、かをりとの交流を通してもう一度音楽の世界に足を踏み入れることに。しかし公生が過去のトラウマを乗り越えていく中、かをりが抱える秘密が明らかになり…。
音楽を通じた少年少女たちの心の交流が描かれる素晴らしい作品。特にアニメは見たことのある人が多いのではないでしょうか? かくいう筆者も中学生のころ毎週楽しみに見ていたことを思い出します。
登場人物の心を表すかのような美しく繊細な情景描写。静止画と動画をうまく組み合わせた迫力ある演奏シーン。何より同時期に連載を終了した原作と完ぺきに脚本を合わせて、美しく完全なフィナーレを迎えたことが記憶に残っています。
作中の目玉はやはり演奏ですよね。実際に作品中ではサン=サーンスの「序奏とロンド・カプリチオーソ」(二人の初舞台シーン)やショパンの「バラード第1番 ト短調 作品23」(クライマックスの涙なしには見られないあのシーンですね…)など、多くの楽曲が登場します。
なんと、アニメと映画においてこれらの曲でヒロイン・宮園かをりの演奏を務めたのが、カルテット・アマービレで第一バイオリンを担当なさっている、篠原悠那さんなんです。
当時桐朋学園大学に在籍中だった篠原さん。その当時のことがSPICEさんのこちらの記事にインタビューとして載っています。
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バイオリンを、音楽を心から愛するかをりの内面がそのまま表れたような素敵な演奏に、アニメをみながら毎回心奪われていました。情熱的で挑戦的で、それでいてどこか儚く優しいあの演奏シーンは篠原さんの演奏に支えられていたんですね。
今まで自分はクラシックとはかかわりが無かったしなあ…と思っている皆さんも、君嘘と聞けば 知ってる! という人も多いのではないでしょうか?これを機会にクラシックに触れてみませんか?
何より、このようにメディアでも活躍される方々の演奏をもっと多くの人にお届けしたいと思っています。特に学生の皆さん、是非ふるってお申し込みください!
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それでは今回はこのへんで。
また次のブログでお会いしましょう!
文責:岩永(比較文化学類1年)