こんにちは!
第12回つくばリサイタルシリーズまで残すところあと3日となりました。
このところ寒い日が続いていますが、体調など崩されていないでしょうか?
今回は、当委員会の顧問である江藤光紀先生の新曲「アドレッセンスー弦楽オーケストラのための」をご紹介します。
つくばリサイタルシリーズ実行委員会の顧問である江藤光紀先生は、毎回コンサートのテーマに合わせて新曲を書き下ろしています。
今回初演される「アドレッセンス-弦楽オーケストラのための」について、以下に江藤先生のコメントをご紹介します。
「今回はコロナで活動を大きく制限された学生たちが、失われた時間や交流を取り戻そう、という趣旨で企画した回になるので、演奏していただくのも学生さんたちだし、そうしたらテーマは“青春”がいいだろう、ということで、Adolescenceというタイトルになりました。
未知のものに対する不安や期待、憧れ、目標に向かって一心に走っていくピュアさ、困難や障害があってもそれを乗り越えていく力強さ…そういうものをイメージして曲にしました。
前向きな気持ちでチャレンジしていく人達を世界は待っています、というのが、曲に込めたメッセージです。」
曲はゆったりとした三連符から始まります。
青春時代特有の不安を抱きつつ強い意志を心に秘めているようにも、またコロナ禍のもと活動が思いのままにできない苦しさや葛藤が現れているようにも感じることができます。
さらに曲が進むと、友と将来を語り合ったり、時には激しく意見をぶつけたりするような情景が浮かびます。
そして様々な葛藤の中からも、明るい未来を予感させるように曲はフィナーレに向かっていきます。
【参考音源(自動演奏)】
10分程度とプロフラムの中では短めの曲ですが、青春真っただ中の大学生が演奏することでより輝く曲となっています。
コンサートにご来場頂いた皆様にも、悩みもがきながら、目標に向かって仲間と努力した青春時代があるのではないでしょうか?
桐朋学園オーケストラの皆さんの素敵な演奏と共に、そんな青春の思い出に浸るひとときをお過ごしください!
Teketでのチケットは完売しましたが、ノバホールまたはカピオホールではまだ購入可能です!
また、当日券の有無については前日のブログでお知らせします。
コンサート当日、皆様にお会いできることを楽しみにしております!
文責:畑(人文1年)