こんにちは。つくばリサイタルシリーズの顧問を務めております江藤光紀と申します。いつもは裏方で黒子役に徹していますが、今回は黒川での私の新曲のリハーサルに参加させていただいたので、その様子を少しお話ししたいと思います。
読売日本交響楽団は、何年か前に黒川に新しい練習所を建て替え、そこでリハーサルを行っています。私も新宿から電車を乗り換え、黒川まで行ってまいりました。
今回の新曲は「アイアン・スクワッド（鉄の部隊）」というタイトルで、もちろんこれは読響ブラスの強力なアンサンブル力とパワーをイメージしています。曲は「暗闇の戦い」 「祈りと遊び」「奇想的行進曲」という三つの楽章からなり、一つのストーリーが浮かんでくるように、またそれぞれのパートの妙技を味わっていただくよう工夫しながら作曲していきました。
リハーサルがスタートして、場面ごとに「ここはこんな感じで」とイメージをお伝えすると、がらっと響きが変わって、みるみるうちに曲が出来上がっていきました。やっぱりスーパープレイヤーの集まりです。短い時間でしたが、とにかく楽しかった！
この時のリハで、うまく書けていない点や問題点が見つかったので、手直しを終えたところです。お客様にも最良の状態でお聞きいただけるのではないかと、今からワクワクしています。
当日は新曲の他に、シリアスな大作からクリスマスソングまで、盛沢山のプログラムを尹さんの軽妙なトークが繋いでいきます。楽しい音楽会になること間違いなし。みなさまのお越しをお待ちしております。
（顧問：江藤）
