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弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」について

こんにちは!
つくばリサイタル委員会です。

本日は、ドヴォルザーク作曲の弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」についてお伝えします。


ドヴォルザークは、1892年に音楽院の院長として渡米します。
この曲はその名の通り、彼がアメリカに滞在している際に作曲されました。

故郷であるチェコからの移民が多いアイオワの街に招かれた彼は、
暮らしの中で故郷を思い出し懐かしんでいたそうです。
現地のホストファミリーとともに演奏するために、この曲を3週間足らずで書き上げたのだとか…。


「アメリカ」には、親しみやすく印象に残る旋律があふれています。
ここでも、ドヴォルザークのメロディ・メーカーとしての優れた素質が色濃く浮かび上がっているのです。

第1楽章では、揺れるヴァイオリンのリズムに乗った、チェロの独特のメロディに惹き込まれます。
アメリカ西部の荒れた大地を勇ましく駆けているようなイメージでしょうか…。

第2楽章では、しっとりと寂しげなヴァイオリンのメロディが流れます。
旅の途中で馬車が壊れてしまったのかもしれませんね…。

第3楽章では、明るい曲調の中にただよう油断できない雰囲気が特徴的です。
効果音のように使用される楽器の音は興味深く、楽しんで聴くことができます。

第4楽章は、これまでの3楽章と比べて明るく陽気なイメージです。
妖しい街を抜け出してあてのない旅へ出かけるような、どこか気ままな雰囲気を感じ取ることができるでしょう。
途中で、これまでの旅路を振り返るかのようなしっとりとしたフレーズも現れますが、
最後は明るくにぎやかに終わります。

全体を通して、弦楽四重奏曲としては一風変わった雰囲気を持っています。
そういう意味では、普段はクラシック音楽を聴かない人でも楽しめる曲ですね!


本日ご紹介した弦楽四重奏曲「アメリカ」ですが、
ご来場いただければその魅力を生で感じることができます!
ぜひ、当日足を運んでみてください。

(文責:Y・K)