こんにちは!
つくばリサイタル実行委員会です。
本日は、日本でも大変有名な作曲家であるドヴォルザークについてご紹介します。
アントニン・ドヴォルザークは、1841年9月8日、
豊かな自然に囲まれたモルダウ河のほとりの村で生まれました。
彼は幼いころから楽器に親しみ、若いころに音楽家として生きていくことを選択します。
18歳からはヴィオラ奏者として劇場で日銭を稼いで暮らしていましたが、
彼の作曲活動は当初、ほとんどだれにも知られることはありませんでした。
ドヴォルザークが作曲家として注目されたのは32歳の時、賛歌「白山の後継者たち」でした。
当時の人気作曲家であるブラームスが彼を高く評価したこともあり、
2年後には国に認められて国家奨学金を受けるまでになります。
それからは、現在まで愛される傑作を立て続けに発表しました。
交響曲第9番「新世界より」、チェロ協奏曲ロ短調、
そして今回のリサイタルの曲目の一つである弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」など…。
さらにはオペラの作曲に着手し、「ルサルカ」を書き上げましたが、
1904年5月1日、脳卒中のため62歳で亡くなりました。
ドヴォルザークの音楽の魅力は、旋律の美しさにあります。
親しみやすく、多くの人を惹きつける旋律が、惜しげもなくあふれ出てくる音楽を聴けば、
彼のメロディ・メーカーとしての確かな才能を感じずにはいられません。
ブラームスは「ドヴォルザークの家のごみ箱を漁れば、交響曲の1曲はできるだろう」と言いました。
優れた旋律を数多く残しているブラームスをもうならせたドヴォルザークは、
やはり天才だったのでしょうね!
さて次回は、ドヴォルザークの残した傑作の1つであり、
今回のリサイタルの曲目にも含まれている弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」に焦点を当てていきたいと思います。
お楽しみに!
(文責:Y・K)