推薦のことば・その4
読響ブラス、ご出演いただく各メンバーの魅力にせまるコラム「推薦のことば」、第4回は、本実行委員会の顧問であり、音楽評論家でもある江藤先生に、トロンボーンの桒田(くわた)晃さんをご紹介していただきます。
江藤先生は学生時代にご自身がトロンボーンを吹かれていたそうです。
ブルックナーやマーラーの交響曲で読響の金管が力強く吼えると、体全体がたっぷりとしたサウンドに包まれる充実感を感じます。その響きのかなめにあるのがトロンボーン。そして首席奏者としてセクションを率いていらっしゃるのが桒田 晃さんです。大学在学中に新日本フィルに入団なさるなど、早くから才能を発揮、読響移籍後は20年以上にわたって名演を支えていらっしゃいました。ソロやトロンボーン・クァルテット・ジパングなどのメンバーとしてもご活躍で、確かな技術に裏打ちされた歌心のある音楽が魅力です。今回は息のあったアンサンブルに加え、ベテラン、名手ならではの技巧にもご注目ください。
江藤光紀(筑波大学人文社会系准教授・音楽評論)
江藤先生、ありがとうございました!
また桒田さんがソロを吹かれている動画を見つけました。かっこいい曲をかっこよく演奏されています!