つくばリサイタルシリーズ公式ブログ

2024年6月9日(日) 第2回TRSサロンシリーズ『荒木奏美 染みわたるオーボエの調べ』 チケット→https://teket.jp/1479/33549

作曲家・イベールと『木管五重奏より第1楽章』について

こんにちは!

つくばリサイタル実行委員会です。

今回はリサイタル当日に演奏される木管五重奏より第1楽章』と作曲家・イベールについて紹介したいと思います。

 

まずはイベールから。

本名はジャック・フランソワ・アントワーヌ・イベールといいます。

1890年8月15日にフランスのパリで生まれました。

両親が音楽に精通していたこともあり、幼少期からヴァイオリンとピアノを学んでいました。

パリ音楽院で学び、第一次世界大戦に従軍した後、1919年にカンタータ(声楽曲の一種)『詩人と妖精』でローマ大賞を受賞しました。

このローマ大賞は当時の若手作曲家の登竜門でした。

その後、ピアノ曲室内楽曲、舞台音楽など様々な種類の曲を作りながらローマのフランス・アカデミー館長、パリのオペラ=コミック座監督といった役職を歴任しました。

そして1962年2月5日にパリで死去しました。

 

ちなみにイベールは日本と意外なつながりがあります。

イベールは1940年にフランス政府の依頼により皇紀2600年奉祝曲として『祝典序曲』を作曲しました。

皇紀2600年奉祝曲とは西暦1940年にあたる日本の紀元2600年を祝うために作曲された曲のことで、イベールの『祝典序曲』の他にも曲が作られました。

 

次に『木管五重奏より第1楽章』について。

これについてはイベール自身にまして得られる情報が少なくて困りました・・・。

実際に聴いてみると、非常に明るくて華やかな曲でした。

ファンタジックな印象も受けて、個人的には好きな曲です。

 

ここまでイベールと『木管五重奏より第1楽章』について簡単にまとめましたがいかがでしたか?

以上つくばリサイタル実行委員会でした。

 

文責:M.J