つくばリサイタルシリーズ公式ブログ

2024年6月9日(日) 第2回TRSサロンシリーズ『荒木奏美 染みわたるオーボエの調べ』 チケット→https://teket.jp/1479/33549

木管五重奏とは?

こんにちは。

つくばリサイタルシリーズ実行委員会です。

 

第5回つくばリサイタルのテーマは木管五重奏で聴く名曲の数々」!!

・・・ところで「木管五重奏」とは何でしょうか?

聞いたことはあるけれど詳しいことは知らない方もいらっしゃると思います。

実行委員である私もその一人です。

そこで今回は「木管五重奏」について簡単にまとめました。

 

木管五重奏は、屋内で演奏する際のスタイル(これを室内楽編成といいます)のひとつとして19世紀ごろに確立されました。

使用する楽器はすべて管楽器、分かりやすくいえば「吹いて音を出す楽器」です。

フルート・オーボエクラリネットファゴット・ホルンの5本の管楽器が使用されます。

f:id:recitaltsukuba:20161203195334j:plain←フルート

f:id:recitaltsukuba:20161203195940j:plain オーボエ

f:id:recitaltsukuba:20161203200053j:plain クラリネット

f:id:recitaltsukuba:20161203200210p:plainファゴット

f:id:recitaltsukuba:20161203200129j:plain←ホルン

このうちフルート・オーボエクラリネットファゴット木管楽器、ホルンは金管楽器です。

 

ここでひとつの疑問が生じます。

木管五重奏」なのになぜ金管楽器であるホルンが入っているのでしょうか?

その理由は、木管五重奏のような管楽器のアンサンブル(合奏)が盛んだった時代にホルンが木管楽器と共に演奏されていたからです。

金管楽器の中でトランペットが高貴な楽器、トロンボーンが神聖な楽器というイメージがあるのに対し、ホルンだけが民衆の身近な楽器として親しまれ使用されました。

もともと木管楽器金管楽器の区別をあまりしていなかった時代にできた編成が、いつの間にか「木管五重奏」と呼ばれるようになったのです。

 

さて、実際の木管五重奏はどのような演奏なのでしょうか?

リサイタルで演奏してくださるアミューズクインテットさんの木管五重奏を聴いてみました。

聴いてみると思っていたよりも様々な高さの音が聞こえて驚きました。

そして全体的に丸みを帯びた深みのある演奏であるように感じました。

また、指揮者がいないのに演奏が成立していることが不思議でした。

もっと細かい点まで気づくことができればよいのですが、木管五重奏超素人の私に感じることができるのはこれが限界です・・・

 

しかし、木管五重奏の柔らかい音色は聴いていて心地よいと思いました。

ぜひリサイタルで生演奏を聴いていただきたいです!

今回は木管五重奏についてまとめましたがいかがでしたか?

私も少し木管五重奏に詳しくなりました。

この機会に興味を持った方はぜひリサイタルにお越しください!

 

文責:M.J